金価格は5年で3倍
金価格 は長らく1オンス300ドル付近で動いていました。しかし、2002年から上昇し始め、2008年には1000ドルを超えました。この5年で3倍なりました。
2007年に入ると金だけでなく、原油・穀物など全ての商品価格が急騰しました。
「小さな商品市場に投機資金が流入したため、商品相場が急騰したのが原因」という専門家もいます。
しかし、一番の大きな原因は「世界の人口が急速に増加している」ことです。
現在の世界の人口は約66億人で、さらに1年で8千万人増加しています。
2050年には100億人になるといわれています。
人口が増えれば、当然、食料やエネルギー(原油)、鉱物資源の消費量が増えます。
食料、原油、鉱物は限られた資源ですから、奪い合いが始まります。
商品価格は一時的には下がることはあっても、長期的には上昇すると思われます。
人口が増え、食料や資源が不足してくると「物」の価格が上がります。
反対に通貨「お金」の価値はだんだん下がってきます。
特に、財政赤字を抱え、紙幣をどんどん刷っている国の通貨の価値が下がります。
世界の富裕層や年金資金が注目しているのが 金投資 です。
自分が持っている紙幣(通貨)の一部を金と交換しておいて、インフレによって価値が下がらないように防衛するのです。
そういう意味では、金を買うことは、投資ではなく「保険」に近いかもしれません。
これが、ここ数年で金(ゴールド)が5倍に急騰した2番目の原因です。
金相場、金の価格要素
日本での金価格はNYの金価格と連動しています。
NYの金先物価格が上がれば、東京の金価格も上がります。
NYの金先物価格が下がれば、東京の金価格も下がります。
NYの金価格はドル建てですので、ドル円の為替変動も日本の金価格に影響を与えます。
例えば、金価格が1オンス900ドル、ドル円が100円だとします。
ドル円が1円円安になると、金1オンスあたり約900円値上がりします。
ドル円が1円円高になると、金1オンスあたり約900円値下がりします。
(1オンスは約31gです)
金を購入するときは高値を追うのではなく、ピークを過ぎ、少し値下がりしたところで少しずつ買うのがいいと思います。